瀬戸内の心地よい住まいを設計する、尾道の建築家のブログ
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20110809 08:08
和室の続き部屋は、今でも地方では多い贅沢な要望です。
特に家系の本家ともなると、必ずお盆とお正月には
親戚一同が集まって泊まっていくようです。
和室の良いところは、面積に対する人数や
仕様用途の範囲が限定されず、簡単な建具の仕切方で
変幻自在に変えられるところです。
洋室では、こうはいきません。
日本の古い家屋を訪ねると、この和室の続き間は
年に数度の使用にもかかわらず
大体、その家の一番環境の良い東南側に位置していて
当の住人の日常は、北や西の劣悪な環境で生活していることが
多く見受けられます。
住まいの形式は、その時代や社会をよく現していると言われますが
まさに、少し前の日本の家屋は
「見栄」の社会の象徴のような形式を取っています。

・8畳と6畳の和室の続き間です。
・欄間は透明ガラスを入れて、視覚的な二室のつながりを重視しました。


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