瀬戸内の心地よい住まいを設計する、尾道の建築家のブログ
20160222 12:48

今開催中の「アントニン・レーモンド展」へ行って来ました。
「日本近代建築の父 アントニン・レーモンドを知っていますか-銀座の街並み・祈り」
と題して、レーモンド自身の作品である教文館ビルにて 代表作を模型や図面、写真等で展示しています。
展示の中の「建築家アントニン・レーモンドの五原則」がとても示唆に富み
心に留めておきたい言葉だったのでご紹介します。
1.直裁性 クライアントからの抽象的な要求を目的空間として構成し、機能を最重要視すること
2.単純性 虚飾を排し、無駄、無意味な空間を造らず、これ以上削ぐものがない状態まで簡素に徹する心
3.経済性 費用を無駄なく有効に使いながら、贅肉を付けない端正な仕上がりを心がけ、
完成後の維持・管理費等のライフサイクルコストに十分配慮する必要性
4.自然主義 資材は出来る限り自然素材を使い、既存の樹木や敷地形状などの
周囲の環境を保持するためにも、自然を損なわずに活用する姿勢
5.民主的な建築 建築は個性的、人間的でなければならないという根本原則
「最も簡潔にして直裁、機能的にして経済的、かつ自然なるもののみが真に完全なる美を有するものである」
3月10日(木)まで開催中です。


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