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:: 瀬戸内の心地よい住まいのしつらえ15-住まいの公私の区別

「住まいの中での公私の区別」


住まいの中での公私の空間の分け方やつなげ方で

随分とその家の性質は変わってきます。



文明開化と共に日本人の中に公私の概念が芽生え

当然住まいの中にもその変化は現れ、室に名前が付き、個室化が進み

今では、住まいの形式(単身者、核家族、多世代家族、他人とのシェアなど)も多様化し

益々公私の空間の捉え方や扱い方が、住まい方の大きなポイントになってきています。

これからも、そのような多様な住まい方に相応しい

家のカタチを自分なりに表現していきたいと思っています。



重井・和室
・和室=明快な公私の区別や用途はなくきわめて曖昧な空間



納所・個室
・個室=私的で限定された用途の空間


山波・個室
・個室を、公的空間とどう関係付けるかがポイント




今の日本、個の権利が増大し過ぎているように感じます。

だからこそ、公と私について様々な分野で再考する事は

とても大切で必要なことだと感じています。

「絆やコミュニティー」を再考し、新たな公共性を獲得する為のしかけを

これからも考えていきたいと思います。


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