瀬戸内の心地よい住まいを設計する、尾道の建築家のブログ
20120724 01:33
「住まいの中での公私の区別」
住まいの中での公私の空間の分け方やつなげ方で
随分とその家の性質は変わってきます。
文明開化と共に日本人の中に公私の概念が芽生え
当然住まいの中にもその変化は現れ、室に名前が付き、個室化が進み
今では、住まいの形式(単身者、核家族、多世代家族、他人とのシェアなど)も多様化し
益々公私の空間の捉え方や扱い方が、住まい方の大きなポイントになってきています。
これからも、そのような多様な住まい方に相応しい
家のカタチを自分なりに表現していきたいと思っています。

・和室=明快な公私の区別や用途はなくきわめて曖昧な空間

・個室=私的で限定された用途の空間

・個室を、公的空間とどう関係付けるかがポイント
今の日本、個の権利が増大し過ぎているように感じます。
だからこそ、公と私について様々な分野で再考する事は
とても大切で必要なことだと感じています。
「絆やコミュニティー」を再考し、新たな公共性を獲得する為のしかけを
これからも考えていきたいと思います。


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