瀬戸内の心地よい住まいを設計する、尾道の建築家のブログ
20111215 08:00
・「開口部=窓」
田熊の平屋では、開口部に工夫を凝らしています。
外側から、木製格子戸+断熱アルミサッシ+木製障子戸と
開口部の三段活用と呼んでいます。
格子戸は外からの、視線や太陽光の調整装置となり
アルミサッシは断熱ペアガラス仕様にし
障子戸は、柔らかな光を採り込みながら視線を遮り、断熱装置としても機能しています。
家の中での熱損失の大きな部分を占める開口部で
三段構えで熱損失を、押さえた例です。
手触り感や風情から、木製建具はとても魅力的ですが
機能や操作性などはアルミサッシに劣ります。
この方法だとアルミサッシが直接見えることもなく
機能性を大切にしながらデザインを犠牲にしないという
優れた解決方法だと思っています。

■ 田熊の平屋 和室の窓


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